2月3日(土)~25日(日)
最終日25日は15時で閉廊
この度アートギャラリー目白山では、精緻な意匠とダイナミックな造形が同居する鍛金作品や、多様な技法を駆使しつつ細やかな感性に裏打ちされた彫金作品/ジュエリーデザインで知られる橋崎幸江さんの個展を開催いたします。
何ものにも囚われず、天然石との出逢いも一期一会と考え自由闊達にイメージの翼を広げ、その想いを収斂させた作品たち。
時として幻想的であり魅惑的なそれらの作品は、瑞々しいまさにエバーグリーンな魅力に溢れています。
今回の個展では、緑に囲まれた当ギャラリーの佇まいと、細やかな橋崎の作品世界がどのように響き合い融合するかが、もう一つの見どころとなっております。
この不可思議な体験をお楽しみ頂ければ幸いです。
Art Gallery 目白山
私が彫金と出逢った時、それは美大卒業を迎えたある日、学友が誇らしげにブラウスの胸元に手をあて、「銀のネックレスよ」と微笑みました。今までに見たこともなかった「銀」という素材は魅惑的な輝きを放ち、想像力かつ芸術性に富んだデザインによって崇高な品格に満ちていました。その「銀」との出逢いこそ、私の一期一会、生涯忘れられない貴重な出逢いだったのです。
それからの日々、試行錯誤をくり返しながらジュエリーデザイン、彫金、鍛金、七宝、伝統工芸、ロストワックスと多くの先生方から御指導いただきました。
人との出逢い、天然石との出逢いもまた貴重な一期一会。その出逢いから生まれた作品たちは私の人生の軌跡、時折々の心象・・。その出逢いに感謝して作品とともに振り返り、また明日に向かって新たな歩みを進める活力としたいと願い本展を開催しました。
彫金の世界の素晴らしさ、秘められた魅力をより多くの方と分かち合えますように・・・。
橋崎 幸江
橋崎 幸江プロフィール
- 女子美術短期大学卒業
- アテナ宝石デザイン研究所終了
- 八杉和男、石川暢子、牧田良一、ミノル・アザマ、桂盛仁 各氏に師事
- 日本七宝作家協会国際展
- 日本現代工芸展
- 伝統工芸金工展
- ジュウリーアート展
- インターナショナルパールデザインコンテスト
- 神奈川県女流美術家展
- 全日本金銀創作展 他 入選入賞多数
- 「輪の輪工芸美術会」会員
- 個展、グループ展を随時開催
- 「すみす工房」(鎌倉)主宰