6月1日(土)~30日(日)
最終日30日は15時で閉廊
この度アートギャラリー目白山では、気鋭の若手作家 廣田智代の個展を開催しました。
廣田は日常の誰もが目にする普遍的な光景から、線や色、光や形などの要素を抽出し、油絵を中心に制作しています。
その作品は見ていて心が和んでゆくゆるっとした抽象表現のようでいて、作品名を見て改めて作品を見直して、あれ、これは具象表現だったんだと気付けば画面の世界は一気に広がります。
作者は見たことから何かを感じ取り、その感じ取ったことを美的に面白いと感じ、その面白さは増幅されて形となってアウトプットされ作品となります。その面白さは日常生活の中に紛れ込んでいて、それを見つけて驚く感性を持ち同時に画力のあるひとは、その驚きを美しさに置き換えてくれます。
廣田の作品には彼女の「驚き」と無限の感覚が内包され、それでいて一切輻輳することなく極めてシンプルに表現されていることが大きな特徴といえます。
そんな「驚き」を共有しお楽しみいただければ幸いです。
Art Gallery 目白山
作家より
<タイトル「ひゅう景」について>
今回描いた作品の多くが私の視点とその物と物との「空間に流れる空気」に焦点を当てて制作しました。
風景と風が吹く音を掛け合わせたタイトルです。
また、目白山に初めて行った時に感じた風が通る気持ちよさと、6月の気持ちのいい季節に展示することをイメージして考えました。
<作品制作のコンセプト>
生活から生まれる「絵画とは何か」を探求し、自身が体感した質感や温度、匂いといった感覚を筆のタッチや色の重なりでできる段階を踏むことで、個人的なナラティブ※をより開放させた形に起こしていく。
※「ナラティブ」は語り手だけでなく、聞き手も関わって作られていく物語のことをいう。起承転結はなく常に現在進行形であり、「これから起こる、未来の内容」も含む。
廣田 智代 プロフィール
Tomoyo Hirota
1991 熊本出身
2016 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
個展
- 2015 「TOMOYO HIROTA exhibition」(MOKICHI FOOD GARDEN)
- 2018 企画展「食う寝る処に住む処」(NICHE GALLERY)
- 2019 「顔を洗って、歯を磨く」(トタン)
企画展「東京生活”」NICHE GALLERY) - 2020 企画展「カレンダー」(NICHE GALLERY) 2021
企画展「Good Day」(NICHE GALLERY)
グループ展
- 2012 ポコラート全国公募展 vol.3 (3331アーツ千代田)
- 2013 久米賞展(東京藝術大学 美術校地)
企画展「ノートアート展」(デザインフェスタギャラリー原宿) - 2014 表参道ごはんフェス(THE TERMINAL)
- 2016 みなかみコレクション2016 新規収蔵作品展
- 2020 グループ展「パン屋と絵#12」(パン屋のタンネ)
- 2021 2人展「非日常な日常」(トタン)
- 2024 グループ展「庭をつくる」(Art Space銀河101) 他
賞歴
- 2012 ポコラート全国公募展 vol.3 入賞
- 2013 久米桂一郎奨学金 受賞
- 2014 第193回 ザ・チョイス 準入賞
- 2017 シェル美術賞2017 入選
- 2022 第1回FEI PURO ART AWARD 入選
JAZZ Concert
Rain Dance
2024年6月29日(土)13:30~ 開催
今回のコンサートは1月に一度開催した小高、吉川お二人によるジャズコンサートでした。
多くの方がにお越しいただき、大いに盛り上がりました♪
アーティストプロフィール
小髙由紀子(Jazz vocal)
学生時代からJazzVocalとしてステージに立ちパーティーやイベントなどにも出演。現在は六本木KeyStoneClub東京、吉祥寺MJスマイル、成城学園エフジッコ、西荻窪Terraなどに出演。2022年から表参道JazzBirdにレギュラー出演している。建築家としては(株)レーモンド設計事務所に在籍後独立。Webマガジン連載、一般向け雑誌掲載、大改造‼劇的ビフォアフターに出演、各地講演などの活動を行う。自身の設計した自宅3世帯3世代同居住宅は、雑誌やBS番組などに取り上げられた。
吉川裕介(Piano)
子供の頃からピアノを始め、大学時代より音楽活動を本格的に開始。ジャズ、フュージョンを中心に、ポップス、ラテン、ボサノバ、シャンソンなどいろいろなジャンルを手掛けている。都内のライブハウス等で定期的に音楽活動を行っている。