9月7日(土)~9月29日(日)
最終日9月29日(日)は15時で閉廊
この度アートギャラリー目白山では、写真家としてまた美術家として独自の道を歩み続けてきた山下 誠一の写真展を開催いたしました。
山下の作品は極めて低照度な被写体の一瞬を、神業とも言うべきタイミングで捕え、さらに卓越した技術で出雲民藝和紙の上に表現しています。デジタル技術の極致である写真データを、アナログ技術の極致である出雲民藝和紙の上に再構築する山下の作品群は、見たことのない水彩画や細密画を見るようであり、精神世界を描く水墨画にも似た唯一無二の存在です。
数多くの作品の中には、御来廊いただく皆様の琴線に触れる作品があるものと確信いたしております。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。
Art Gallery 目白山
山下 誠一 プロフィール
1951年 東京生まれ
1981年に業界誌の写真部に入社し、インテリア写真を手がける。
1999年に退社後、フリーに
2006年、アメリカのヨセミテ国立公園を現地のカメラマンと交流しながら撮影旅行
これまでに数々の個展を開催、現在に至る
大学在学中に林道測量のアルバイトで山間僻地を歩き回る。南アルプス・鈴鹿山脈・朝日連峰・尾鷲・尾瀬と山奥の生活に魅せられ、数年を過ごす。
26才のときに西欧・東欧を経て、トルコ・シリア・レバノン・イラン・アフガニスタン・パキスタン・インド・ネパールを自家用車で旅する。
デジタル写真と出会い、写真がピエゾグラフという技法によって、印画紙だけではなく画材用紙・水彩紙・和紙・布など、さまざまなものにプリントできることを知る。
アメリカ撮影旅行中、著名な写真家アンセル・アダムスを記念するギャラリーで、持参した和紙の作品が館長の目にとまり、数十点をギャラリーに展示することとなった。これをきっかけとして、和紙による作品づくりに没頭、さまざまなオリジナルプリント・プロファイルを作り、和紙プリントの技法を確立するため試行錯誤を繰り返す。そのなかで既存の用紙の限界を悟り、伊勢市大豊和紙工業の中北喜得氏、人間国宝安部榮四郎の流れを組む出雲民藝紙の安部信一郎氏の協力のもと、写真プリント専用の和紙を得て現在に至る。
MEJIROYAMA Gallery コンサート
Apres-midi de musique francaise
2024年9月22日(土) 13:30~
クロード・ジョリー Claude Jolly
幼少の頃よりギター、その後ピアノを学び始め。
作曲活動へと活動範囲を広げる中、1982年にはフランス人ミュージシャンに
楽曲提供。かねてより興味を持っていた日本に1983年来日。
現在、神奈川県大和市在住。
当日、特別ゲストととして、ウィーン国立音楽大学在学中の学生がコンサート終了後に演奏もしてくれました。
いつものコンサートとは一味違う催しでした。